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うちの子育て、ちょっと聞いて

中米パナマに在住。1歳のわがまま娘、ネコ好きな夫との暮らしに関するこばなしです。

【体験談】自然分娩で安産!のはずが帝王切開

昨日の続きです。

分娩室での出来事、具体的に書いちゃいます。

 

出産当日 1月15日(月)

病院に到着

早朝5時、マタニティタクシーに乗ること10分、病院に到着。

夜間だからか、タクシーに警備の方が気づいてくれて、車椅子を出してくれました。ありがたいです…

窓口で手続きをサクッとして、産母子の階にエレベーターで移動。

ああ、車椅子ありがたい。こんなの歩いていられなかったと思う。

夜間だからか、大学病院でも並ぶことなく受付できてよかった。

入院費など細かい事項は後回しで、必要最低限の書類のみ旦那が書いて、分娩室に移動します。

 

スピード出産になりそう!

 分娩室に入ると、まずは状態をチェック。お腹に器具を設置して、陣痛と、赤ちゃんの心音の数値を計測しながら、子宮口の確認。

このとき、4.5センチ。

そのあと、いつ陣痛がきたかなど、細かく状況を聞かれました。

恐らく、日曜日の日中に出たのは、

おりものに血が混じったおしるし

ではなく、

羊水に血が混じったおしるし

だったのだろうと。

今さら遅いけど、あれが羊水だったのか…そうと気づいていれば、もっと早く病院に電話するべきだった!そう思いました。

だって、大量じゃないにしろ、今は羊水少なくなってるってことだし!

それがとにかく心配になりました。

 

で!計測してる間にも、陣痛が強く、間隔が狭くなってきます。

ソフロロジー式呼吸のCDとおりに深ーく呼吸しよう、と意識しつつも「痛い〜」という声は出ます。

旦那いわく、もっと激しく叫ぶのがふつうなんじゃないかと思ったらしいですが…

ここで、お医者さん、助産師さんが3人くらいきて言ったこと。

「子宮口がほぼ全開なので、あと少しで進みそうです。もういきんじゃいましょう!」

そうか!あと少しなのか。早くこの痛みから逃れたいから、早くやろう!いきもう!としたんですが…

いきみって、けっこう難しかったです。

陣痛が最高に激しいときに、うんちをするように(すみません)ふんばるので、痛いときに痛い行動をしなくてはいけません。

さらに、赤ちゃんに酸素を送り届けるために、深〜く呼吸をしてから一瞬息を止めるような感じで、ふん!!!って出す感じです。

こんな激痛の中、落ち着いて深呼吸できな〜い!!!と思いつつも、早く終えたいので、できる限り深呼吸しながら、踏ん張ります。

助産師さんも、旦那も、みんなが

「深呼吸、深呼吸」と言っています。

何度か繰り返したんですが…

ベビーは全然でてきません。

あと少しなのに、あと少しなのに…

ここで!さらにお医者さんが急いで数人出てきて、診察をしはじめました。

 

急遽、帝王切開へ!

 分娩室の空気が一気にかわります。

「エコーで確認します」という声。

お腹にジェルが塗られる感覚。

どうやら、ベビーの顔の位置がよくないから、いきんでも出てこなかったよう。

そこで、一番エライと思われる女医さんの一声。

「よし、カイザーに変更しましょう!」

え?カイザー?帝王切開?切るの?

頭の中、ハテナです。

「赤ちゃんの心拍数がかなり落ちてて、

このままだと危険なので、切ります!」

ああ!そうなのか!

心拍数落ちちゃってるのか、そりゃあカイザーだな。

このときのわたしは意識朦朧とした感じに見えたので、本人に話してもダメそうだし旦那に状況を話して承諾を得る流れになってましたが、分娩台の上で、カイザーカイザーと、私は妙に腑に落ちてました。

そんなわけで、麻酔科の先生が加わり、

バタバタと大勢に囲まれて運ばれます。

どこかドラマで見たようなのオペ室だ!

と思ったところで、

冷たいジェルを胸からお腹に塗られる。

全身麻酔です」

そうか、ふつうの帝王切開のような腰の麻酔ではなく、全身麻酔か。そりゃあいいかも…

(ここで麻酔が効いて意識飛びます)

 

 

目覚めたあとに、見たベビー

目覚めたときには、もう2人ほどしかいない部屋で私は横たわっていました。

「赤ちゃん、とても元気でしたよ!」

そうだ!赤ちゃん。元気ならよかった。

お腹は縫われてるようで、麻酔の切れた

表面に少し痛みを感じる。

いま、10時半過ぎくらだから、あれから2時間くらいか。

予定通り女の子なのかな、

旦那はどこにいるのかな、

そんなことを考えながら、

自分の部屋らしいところへ運ばれ、しばらくすると…旦那がきました。

 「ほんとに頑張ったね。ありがとう!」

やっぱりちゃんと産まれたんだ。

よかった〜

まだベビーに直接会えてないんだけど、

旦那は先に見ることができたので、

共有してもらった写真がこちら!

       ▼

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おおっ!ちゃんとふくふくしてる。

どうやら産まれたときも泣いたし、かなり優良児だったとのこと!

よかったよかった。

あの心拍数落ちてしまったときに、帝王切開を選択した先生に感謝しなくてはだなあ。

そう感じたのでした。

その後、しばらくしてベビーとも会うことができました♡

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きゃわい〜♡旦那似です。

まだ、起き上がって抱っこできないのが

残念…

 

出産を通じて学んだこと

予定外のことは起きる!

そう実感しました。

わたしは、まさか自分が帝王切開する

なんてことは思ってもいなかったので、

実際に手術してみて、自然分娩との

違いを実感することになりました。

そして、里帰り出産ではなく、

旦那と一緒にこの出産を乗り越えることができたことはよかったと、強く思います。

私自身が安心するという側面もありますし、男性が出産を自分ごととしてとらえる機会でもあると思うんですよね。

(うちの親世代では、夫婦一緒に住んでいても立会いたがらないのが普通みたい)

 

つづく