ボゴタ(Bogotá)でお寿司を食べるならココ!
みなさん、お寿司は好きですか?
私は大好きです!
けど、そんなに頻繁に食べるものでもないし、旅行先で現地の料理を差し置いてわざわざ和食を選んで食べたりはしない、そう思ってたのですが。
海外生活で恋しくなる日本の味、おすすめお寿司やさん@Bogotá
意外や意外、南米コロンビアで食べたお寿司が美味しかったんです。
中南米生活で和食が恋しくなるのはなぜか
私、思っていました。和食なしの海外生活もぜんぜん平気だと。
というのも、今まで海外旅行には何回かいったものの、日本食が恋しいなんて思ったことは一度もなかったからです。
ハワイ、ニューヨーク、ラスベガス、トルコ、中国、ドイツ、セブ、プーケット、などなど。
けど、それってやっぱりあくまで数日間の「観光」だったからだと、3週間のコロンビア滞在で実感しました。
「日本食」自体が恋しいというよりも、日本食のような優しさが欲しくなってくるんですね。
お刺身・お寿司などの生モノへの欲求
まず、コロンビアではお魚や卵を生で食べる習慣はありません。
というのも、コロンビアの都市部で売っている魚は、すべて他国から冷凍輸入されたものだからです。しかも、ティラピア、サーモン、海老くらい。
新鮮な魚、ましてや生のお魚を自力で食べようなんて、もってのほかです。
スーパーマーケットで売っているものを食べてみますが、ティラピアはあまり美味しいとは思えませんでした。まあ、冷凍モノか解凍モノですからね・・・
なので、コロンビア人はみんなお肉を食べたがるのでしょう。
卵に関しては、中南米に限らず、日本以外のほとんどの国で生では食べません。
その理由は、サルモネラ菌対策をしていないことのほか、殺虫剤使用のリスクもあるからなんだとか!
けれど、わたしも旦那も卵かけご飯が大好きなんですよね。
ホカホカの炊きたてご飯に生卵、お醤油を少し垂らして。
毎日でも飽きない、たまらないご馳走・・・
娘が卵アレルギーと発覚するまでは、毎日にように朝は卵かけご飯を食べていました。
長く海外生活をしていると、あの懐かしい素朴な味が恋しくなります。
毎日お肉はキツイと感じるようになる
そんなコロンビアでの生活。
休日は家族でお出かけして外食、平日は私がスーパーマーケットで買った材料で料理をしたものを朝昼晩と食べていました。
特にコロンビアならではの郷土料理ばかり食べていたわけではありませんが、肉料理が多くなってしまいます。しかも、日本人には多すぎる肉の量・・・
そうなんです。
日本はお米が主食なんですが、中南米はお肉が主食なんですね。
もちろんお米もありますが、お米もバスタもサイドメニュー的な存在。むしろお米はヘルシーなので野菜と一緒〜的なイメージさえあります。
お肉は好きだし、タンパク質摂取のため、日本では積極的に食べる方なのですが、現地人と同じ量と食べようとするとお腹を壊します・・・
コロンビア住まいの旦那は余計のこと。なので、体調管理も兼ねて、日本食レストランへ食べに行くことにしているのだそうです。
ボゴタ市内には、意外と和食レストランがたくさんあります。韓国料理、中華料理もあるので、日本人が滞在しても「あれが食べたい」となったら、大抵のものは食べられるでしょう。
けれど、お店によって味のレベルはかなり違うなということがわかりました。某ラーメン店は、店構えやお値段に反して、非常に残念な味だったり。
そんな中で、家庭ではなかなか作れないお寿司が美味しいお店に行くことができたので、ご紹介させていただきます。
sushigozen(寿司御膳)
旦那が上司や取引先と度々行くという和食屋さん。
私と娘も連れて行ってもらいました。
そんなに混雑していないし、清潔感もある店内。
ただ、営業時間は日によって変更している可能性もあるので、行こうと思ったら電話や店頭で確認したほうが良いです。
住所 Carrera 14 No 93B-45 ボゴタ
電話番号 +57 1 2570282
営業時間 月 - 金: 12:00 - 15:00 18:30 - 22:00
土: 12:00 - 22:00
Sushigozen - ボゴタ - すし専門店 | Facebook
というのも私たち、3度目の正直で行くことができましたから。
何かの都合で開店時間が1時間遅れており、1歳の娘を連れて1時間も時間潰しできないと思って、別のお店に変更したことも。
けど、やっぱりこのお店に行くことができてよかったと思います。
日本人が多めの店内
ボゴタ市内を歩いていると、日系人に出会うことは少ないのですが、このお店に行くと、日本人や韓国人が多いように感じます。
実際、私たちがお昼ご飯を食べに行ったときには、隣の日本人男性2人はお酒を飲みながらお刺身で楽しんでいました。
ベビー連れでも安心、チャイルドチェアがあります。
ちなみに。
コロンビアって、日本と比較してレストランでのチャイルドシート保有率が低いように感じられます。ファミリー狙いのチェーン店や高級レストランにはあるのですが、街中のお店には見つからないところが多かったです。
けれど、今回の旅行にもキャリフリーを持ってきていたので大丈夫!
ふつうの大人用の椅子にくくるだけで、バタバタしがちな子も座っていられるので、大人も安心して食事ができます。
2歳以下のベビーと旅行するなら、ホントこれは必需品だと感じました。
太巻きが豊富
Sushigozenでは、普通の握り寿司以外にも和食全般いろんなメニューがあります。
それこそ、鰻、味噌汁、カツ丼なんかも。日本人なら通ってしまう理由がわかります。
にしても、驚いたのは、まき寿司の多さ。日本だと、握り寿司がメインで、太巻きと細巻は数種類くらいのイメージ。けど、この店はほらっ▼
メニュー名も面白いので、1個ずつ試してみたくなります。
けど、私はやっぱりお寿司のセットにしました。
これがまた、普通に美味しいのです。
写真では表現しにくいのですが、どのくらいのレベルかというと、日本の回転寿司チェーン店なんかよりは、はるかに美味しい。寿司弁当よりも美味しい。
かといって、銀座で食べたあの味!というほどではないのですが、上野で食べたカウンターのお寿司やさんレベル。
このコロンビアで食べるからこそ美味しく感じるのかもしれませんが、普通に日本で食べたとしても「このお寿司美味しいな〜」と感じるくらいでした。
このセット、日本円で2,500円くらいだったかと思います。プライスも日本のお寿司やさん並み。
現地の料理はもっとデカ盛りで安くランチが食べれるので、なんだか贅沢な気分。
娘用に注文したのは、穴子巻き。
日本のお寿司屋さんで食べる穴子巻きとは違って、しずくのようなカタチ。
これ、8個入りで$28,900、日本円で950円。
子ども用のご飯としては高いけど、まあお寿司やさんだからしょうがないか。
サイズも結構大きめなので、店員さんに「8個入りだけど(この子には多いかもしれません)」と言われたけど・・・娘ペロリと平らげてしまいました。
美味しかったんだね〜
日本の穴子巻きと違って、カリフォルニアロールのように、アボカドが使われています。上のメニュー表にもあるように、巻き寿司にはあらゆるところでアボカドが使われていました。
このSushigozenのいいところは、日本の味を食べることができつつも、現地人の好みも生かしたりしていて、「今度はどれ食べてみよう〜?」と楽しめるところなのです。
arigato(ありがとう)
日本人の夫婦が経営している和食店。
日本で食べるようなスタンダードなお寿司が食べたいのならここです。
公式ページ(スペイン語)はこちら▼
facebookページもあります▼
私はボゴタ滞在中にいけなかったのですが、旦那や旦那の会社の人にはおなじみのお店らしく。ある日、仕事先の人と食事会をした日には、「こんなものがあったよ〜」と紙のテーブルマットを持ち帰ってきてくれました。
日本語とスペイン語の挨拶や基本会話などが書いてあるオリジナルマット。
う〜ん、これはついついみてしまいますね。料理がくるまでの話のタネにもなりそう。
このお店のメニューはどうかというと、Sushigozenよりもスタンダードな和食屋さん。
やっぱり経営しているのが日本人だからでしょう。
10 diferentes Nigiris con pescados especiales y mariscos
$ 85.000
10貫ありますが、日本円で2,795円(2019年現在)。
Sushigozenと同じく、まあまあいいお値段ですが、やっぱり海外で美味しいお寿司を食べるとしたら、このくらいの価格は仕方なしということでしょう。
日本だともっと安くても美味しいお寿司やさんはいくらでもあるでしょうけど。やっぱり海外で食べられるということは貴重だと思います。
海外で美味しいお寿司を食べたいなら、日本と同じコスト感を覚悟
もう、これに尽きます。
もっと安いお寿司屋さんに行った日もあったのですが、味もSushigozenとは段違いでした。
海外で美味しい日本食を食べたいのなら、材料を調達して自分で料理するか、評判のいいお店で外食する、ですね。
行き当たりばったりでお店散策も楽しいけれど、子連れでハズレた時のショックは大きいです。
おわり。